デンマークのキャンドルの使い方

デンマーク在住のライターが効率的なだけではなく 豊かな気持ちになれるこだわりのアイテムやアイディアを紹介。

デンマークの冬は長いです。もう9月ころから段々と日が短くなってくるのが感じられ、一番短い時期は4時くらいにはもう暗く、朝8時頃になってようやく日が出てくる。昼間も冬場の晴天はほとんどなく、なんだかいつもどんよりと曇り空。

こんな、気が滅入りそうな冬を心地よくするものに、ろうそくがあります。こちらに引っ越してきて初めの頃、この暗い冬をどう乗り越えるかと真剣に悩んだ時期があったのですが、ろうそくがどれだけ助けになるか、実感しました。

ろうそくを灯すことで固くなっている気持ちがほんわりとほぐれるのを感じます。ゆらゆら揺れるオレンジの火がホッとするのではないでしょうか。暖炉や焚き火の火も同じ効果があるように思われます。

冬に限らず、照明が煌々と着いているような場所は少ないので、ろうそくをいくつか置いて間接的な照明にしているカフェやお店も多いです。雰囲気があります。

夕方や夜だけでなく、休日早起きして早朝のまだ外が白み始めた頃(といってもこちらでは8時頃)にろうそくをつけるのもおすすめです。柔らかい光でゆっくりした気持ちになります。

デンマークの様々なインテリアブランドからもキャンドルスタンドが販売されており、自宅のインテリアにろうそくをどう合わせるか悩むのも楽しみの一つです。

ABOUTこの記事をかいた人

Rikka

東京都出身。看護師・保健師。都内総合病院に勤務していたが、2010年、夫の仕事の関係で英語も話せないのにデンマークに移住。まずは環境に慣れるためとデンマーク独自の学校システムであるフォルケホイスコーレにて学生生活をスタートする。現在首都コペンハーゲンのあるZealand島の片田舎在住。Zealand内の総合病院にて看護師勤務を経験し、地域医療/福祉に目覚め、現在看護業務をしつつ、フォルケホイスコーレの非常勤スタッフも務める。 そのほか、北欧における難民援助調査の取材コーディネーション、美術館の所蔵品に関する翻訳、その他現地研修通訳などの経験あり。個人的な趣味は裁縫・美術鑑賞・古着収集など。カタツムリと猫が大好き。